「大阪ステーションシティー」

 関西の新しい玄関口、JR大阪駅と南北の駅ビルで構成される「大阪ステーションシティー」が、5月4日開業した。駅舎は30年ぶりのリニューアルで5代目となり、1日約85万人が乗降する西日本最大のターミナルの誕生だ。

 北側に新築した「ノースゲートビル」は地上28階地下3階建てで、JR大阪三越伊勢丹や専門店街「ルクア」、それに関西最大級の映画館などが入っている。また南側の「サウスゲートビル」には売り場面積を1.6倍に増床した大丸梅田店などが入っている。

 またホームの上には南北の駅ビルをつなぐ橋上駅舎が設けられた。さらにその上には「時空(とき)の広場」(南北83m、東西37m)が巨大通路として整備され、さらにこの上空は東西180m、南北100mの巨大なドーム状のガラス屋根で覆われている。

 JR西日本は総事業費2100億円をかけて04年から段階的に工事を進めてきた。