「太陽の塔」

 

1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」の内部が48年ぶりに一般公開されている。

太陽の塔は芸術家の故岡本太郎氏が手がけた「テーマ館」の中心にあり、内部にも展示空間が広がっていたが、塔自身が万博閉幕後撤去予定だったため、展示物の大半は処分された。しかし塔は保存運動もあって残ったが、内部は非公開となり老朽化が進んだ。

その後、塔の耐震補強が必要となったことから、併せて内部を再生することが決まり、大阪府が一昨年から約18億円をかけて再生事業を進めてきた。

塔内部の生物の進化を表現した高さ約41mの「生命の樹」と、第4の顔「地底の太陽」は、ほぼ当時の姿で再現された。

見学には事前予約が必要だが、4か月先までほぼ一杯の状況だ。入館料は700円。