「これは何だ」

 

江戸時代、大坂にあった「堂島米市場」。その跡地に、このほど巨大な米粒が設置された。

 世界における組織的な先物取引所の先駆けとして広く知られている「堂島米市場」は、江戸時代の1730年に先物市場として堂島の地に誕生した。この「先物取引発祥の地」を国内外にPRしようと、このほど大阪取引所や日本証券業協会などが、その先進性をたたえ、跡地にこの記念碑を設けた。

名前は「一粒の光」。建築家の安藤忠雄氏がデザインした。直径1.5mの白い御影石で重さは9.5トンあるそうだ。淀屋橋近くのガーデンブリッジの北端のたもとにある。

すぐ近くには、このほど会館100周年を迎えた「中央公会堂」があるなど、中之島一体はいまなお整備がすすめられていて、大阪市民の憩いの場になっている。